株価暴落時にやってはいけない3つの事!投資家が解説

もふもふ不動産のもふです。

僕は投資家でTwitterYouTubeやブログなどで資産運用や不動産投資について解説しています。

2020年2月に世界的に株価が暴落しました。

消費税増税の影響によるGDPマイナス成長、さらにコロナウイルスの世界的流行による景気停滞の予想などで、日経平均やダウ平均が大幅に下落しています。

つみたて投資をしていたり、保有している個別株がマイナスになってしまった方も多いと思います。

持っている株がマイナスになってしまった場合の対処法を解説いたします。

YouTubeでも解説しています。

株が暴落した場合の対処法は3つ

もんご

持っている株場マイナスになっちゃったよ…どうしたらいいの?

アベノミクス以降、ずっと好調な相場が続いていたので、持っている株がマイナスになったことがない方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときにどうしたらいいのか?

投資家ができることは3つだけです。

  1. 株を売る
  2. 株を保有し続ける
  3. 株を買い増しする

です。この中からどうするかを決めないといけません。

さらに、投資の原則として、短期的に株が上がるか下がるかを完璧に予想することは不可能ということです。

経済学者、投資家などいろんな方が株価を予想していますが、未だかつて完璧に予想を当て続けた人はいません。これからもないでしょう。

なので、マイナスになった株を保有し続けたほうがいいのか、それとも売却したほうがいいのか、買い増しするのかについては各個人がそれぞれ判断して、保有化売却か買いましかを決断することが大切になります。

では一体どんな基準で判断するべきなのでしょうか?

答えはないのですが、僕自身が初心者におすすめしている考え方について解説していきます。

判断の基準
  1. 落ちるナイフはつかむな
  2. 将来性があるのなか買う
  3. リスク許容度を超えていたら売る

です。これについて解説していきます。

落ちるナイフはつかむな~下がっているときは買うな

株式市場が暴落時のときの格言なのです。

株価が下がっているときに安易に買ってしまうと、さらに株価が下がってしまい大損する可能性があるという意味の格言です。

落ちているナイフを掴もうとしたら、血まみれになってナイフを止めることができないという意味です。

落ちている株価(ナイフ)を投資家が止めることは不可能と考えたほうが良いでしょう。

下がっているときに大きく勝負に出る投資家もいますが、初心者にはリスクが大きすぎるのでお勧めしません。

ネット掲示板などでよく、

もんご

こんな価格で変えるチャンスは二度とない!買い時だ!

もんご

こんなに株が安くてバーゲンセールかも!

って強がって発言している投資家を見かけますが、たいていは大損を出して市場から退場していきます。

投資は資産を安定に増やすことが大切なので、投資を継続し続けることが大切です。

自暴自棄になって破産してしまってはいけないのです。

落ちているナイフに安易に手を出さないようにしましょう。

デッド・キャット・バウンス~反発狙いにも注意

下がり切ったと思って反発した時に買ったら、その直後に下落するということがよくあります。

株価は振動しながら下がっていくので、ちょっと上がったからといって下がり切ったと思うと危険な場合があります。

株の格言で、「デッド・キャット・バウンス」というのがあり、死んでいる猫も上から落ちたらバウンドするという意味です。

つまり、株価も高いところから下落したら、ちょっとは反動で上がる。でもそれは本当の回復とは限らないので、落ち着くまで様子を見ようという意味の格言になります。

保有銘柄に将来性があるのなら保有し続けるのもあり

保有している株に長期的な将来性があると思うのでしたら、保有し続けるのも手です。パニック時は株価が暴落してしまいます。

保有株が長期的に見て成長し続けるのでしたら、長い目で見ると株価は回復するでしょう。もしパニック時に手放してしまうと、一番安い時に株を売ってしまうことになります。

なので、保有している株が中長期的に見て成長を続けると考えているのでしたら、保有し続けるのが一般的です。

つみたてNISAなどでの対応

例えばつみたてNISAで積立てていてマイナスになってしまったらどうするか?ですが、その積み立てている投資商品自体が将来性があるのだったら、積立続けるのが良いとするのが一般的です。

アメリカ株のインデックス投資(例えばS&P500)していたとして、今後もアメリカが成長し続けると考えているのでしたら、つみたて投資を続けるのが一般的です。

ドルコスト平均法の積み立ては、株価が下がっていった時に多くの株を購入できるのがメリットで、株価が回復してきたときに利益を出せるのが魅力になります。

積立投資を途中で辞めてしまったら、メリットが全くなくなってしまうのでおすすめできないです。

ただ、アメリカの株価が今後もずっと下落し続けるというように判断されるのでしたら、売却して生産するのも手でしょう。

リスク許容度を超えている場合は売却する

もんご

株価が下がってしまって、悲しいし心配で夜も眠れない…

もし、株価が下がってしまって、胸がずきずき痛んだり、夜も心配で株価をチェックしていまう…とかであるなら、リスク許容度を超えているのかもしれません。

リスク許容度とは、

  1. 精神的な許容度
  2. 経済的な許容度

の2つからなります。

精神的な許容度を超えた場合

精神的な許容度は、気持ちが落ち着かないとか、正常な判断ができないとかいうような状態になります。

正直、これは人にもよりますし、経験にもよるところがあります。自分が投資していて心地よい金額がきっとあるはずです。

基本的には、なくなってもいいような金額をコツコツ積立投資するのがお勧めしています。

減ってしまってドキドキしたり心配するような金額は、ちょっとリスク許容度を超えてしまっているのかもしれません。

本業の仕事が手につかないとか、居ても立っても居られないのでしたら売却してもいいかもしれません(その後株価が上がるかもしれないのですが… )

投資で精神状態がドキドキしているようなときは、ギャンブルや投機のようになってしまっています。初心者にはあまりお勧めできる状態ではないので、もしそうなっているならご注意ください。

経済的な許容度を超えた場合

もし給料が下がってしまったり、さらに家族が増えて生活費が増えてしまった場合は経済的なリスクの許容度が変わっている可能性があります。

たとえば月々の積み立ての金額が大きいとかなってしまうようでしたら、積み立てる金額や投資している金額を現金に換えてもいいかもしれません。

生活が苦しくなるほどの金額を投資に回してしまうと、万が一の時に現金がなくなってしまい大きな問題になります。

1ヶ月の生活費の半年分以上あると、比較的安全といわれたりします。

経済的な許容度を超えて株を買ったり売ったりするのは、お勧めしていません。

株が暴落した時の対処法まとめ

ここまで保有株が下落した時の対処法や、考え方について解説してきました。

下落した時の取れる手段は3つしかありません。

  1. 株を売る
  2. 株を保有する
  3. 株を買う

です。落ちているナイフを掴むなという格言があるように、下落しているときに買い増しするのはあまりお勧めできません(積立投資を除く)。

短期的に株価を予想することは困難なので、中長期的に見て持っている株がさらに成長しそうなら保有を続けて、成長しないと考えるのなら売却も視野に入ってくると思います。

また、精神的なリスク許容度や、経済的なリスク許容度を超えた場合の投資はお勧めできないので、リスク許容度についても考えることが大切です。

さらに勉強されたい方は、株式投資の基礎や、つみたてNISAの記事を見てみてください。

また、YouTubeでも詳しく解説しています。